映画『ウルトラマンジード つなぐぜ、願い』のレビュー

映画『ウルトラマンジード つなぐぜ、願い』のレビュー

ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!の評価
ストーリー
(5.0)
キャラクター
(5.0)
総合評価
(5.0)

2017年の2月から12月まで放送されたウルトラマンジード。

ウルトラの星で唯一悪に墜ちたウルトラマンであるベリアルの息子という衝撃の設定で話題を呼びました。

そのベリアルが登場してから8年後に決着をつけたのが、TV版のウルトラマンジードでした。

8年という時間の経過にびっくりしますが、ベリアルが初登場した『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』が8年前ですからね。

今回はジード完結編であり、ウルトラマンオーブに出てきたギャラクトロンとの決着回でもあります。

ギャラクトロンは全ての知的生命体が宇宙の秩序を乱すから、生態系ごと滅ぼすというトンデモなキャラです。

しかも複数の宇宙を渡り歩いて、数百の知的生命体が住む星を破壊したと語られていました

今回、倒されてほんとよかったね

シナリオ

テレビ版もそうでしたが、劇場版もよく纏まっていました。

ゼロが地球を去り、自分が地球を守らなければいけないと感じていたリク。

そのリクが仲間がいたからこそ勝てたのだと気づくストーリーは、ベタともいえますし、王道とも言えます。

またウルトラマンオーブの主人公であるガイとライバルのジャグラーも登場して、盛り上げてくれます。

ゲストキャラ、しかも前作の主人公は目立たせすぎるといまの主人公を喰ってしまいますから難しいところですが、本作ではジードよりも目立ちすぎることもなくサポートキャラとしてキッチリと仕事をこなしていました。

つなぐぜ、願いの脚本である根元氏はオーブの脚本には関わっていないのに、完璧に再現しているのが素晴らしいですね

原作と違いすぎるだろうというキャラになることもあるからね

キャラクター

ウルトラマンジードの主要人物達とウルトラマンオーブのガイとジャグラー。

これらの人物達はどれも個性的で魅力的なキャラ揃いです。

さらに今回のゲストである比嘉愛琉も明るく、主人公のリクと『爆裂戦記ドンシャイン』と同じファンだから気が合い、しかし密かにギガファイナライザーを扱えるものを探していたという使命感のある女性です。

最後は亡くなるんだよね

でも実は既に死んでいて、幽霊というファン考察もあるからな。こういうミステリアスなところも魅力だな

映像

アクションが満載です。

ウルトラマン同士のアクションは当然として、リク、ライハ、ペガ、ゼナ、モア、ガイ、ジャグラーも生身でアクションをこなします。

ライハはテレビで伏出や他の宇宙人と互角に戦っているシーンがありましたが、今回はゼナやモアも戦います。

ゼナは工作員の教官をしていただけあり、かなり強いです。フェイント攻撃や相手の耳を掴んで超音波?を耳に注ぐシーンなど、独特の強さが目立ちます。

モアも訓練を受けているから戦えるんですね。銃を使ったりもしましたが、きちんと戦えています。

ガイとジャグラーの息の合ったコンビネーション攻撃も面白いです。

逆にリクは弱い……ジードでは戦えていたのに、生身だと弱いです。

人造ウルトラマンなのに人間体だとその力を発揮できないとは。

しかしその情けなさを返上するかのような、ウルティメットファイナルの戦いは強さを見せつけてくれます

なぜかウルトラ戦士の攻撃では倒せないギルバリスも破壊することに成功するんだよな。

ちなみに今回はレムも援護射撃をして参加してくれます。

TV版でもやればいいのに、と無粋な突っ込みを入れたな

愛琉は死んだふりをしたのか?

ちょっとした考察です。

愛琉は3万3千歳、ギガファイナライザーの適合者を探していたという設定です。

しかし3万3千年はさすがに長い。

地球の沖縄にずっといたというのも変だし、あくまで拠点として宇宙中を探していたと考えるのが妥当でしょう。

そして愛琉の父親は科学者。

アヒルの子はアヒルではありませんが、彼女の星は知能が優れていたというので愛琉も極めて知能が高かったと推測されます。

ギルバリスも拠点とする星を電子化してウルトラ戦士から逃げていると語っていたことから、愛琉もその技術を持っていた可能性はあると思います。

たったひとりで探すのは物理的に不可能なので、電子的に自分を複製して宇宙全体に送り込んでいたのではないでしょうか?

つまり沖縄の愛琉は本体ではなく、電子的な複製体でしかない。

ベリアルとの戦いも敢えて見ていたと言っていたので、ジードに可能性を感じて見守っていたのかもしれません。

作中で死んだのもジードを覚醒させるために行ったという可能性もあるかなと思います。

総合評価

凄く面白かったです! 劇場で見なかったのは残念だなと思うとともに、ちびっ子達に紛れて見るのはキツいのでちょうどよかったかなという気もします。

ギャラクトロン誕生の謎やギガバトルナイザーが作られた経緯も語られたのも、ウルトラマンのファンとしては嬉しい映画でしたね。

しかし序盤で売るティメットフォースがギャラクトロン4体を瞬殺したのに、終盤でジードが2体を瞬殺、ジャグラーやオーブが苦戦しながら撃破するのは微妙だった気もしますね。

ギャラクトロンマーク2ならば苦戦しても不思議ではありませんが、倒されたのはただのギャラクトロンだったしな

見かけは同じギャラクトロンでも、過去の戦闘データから強化されているのかもしれませんね

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