漫画『国境のエミーリャ』1巻のレビュー

漫画『国境のエミーリャ』1巻のレビュー

◯◯の評価
ストーリー
(5.0)
キャラクター
(3.5)
画力
(3.5)
世界観
(4.0)
オリジナリティ
(5.0)
総合評価
(5.0)

もしも日本が第二次世界大戦で分断統治され、北日本はロシアの影響を受けた共産圏、西日本はアメリカを中心とした資本主義の影響を受ける国になったらどうなるか?

という架空の日本を舞台にした作品です。

話題をそそぐゾウ

設定自体はよくありますが、主人公が東トウキョウから西日本へ人々を逃がす脱出請負人がメインというのが珍しいです
こういう作品はバトルや政治的駆け引きが漫画になることが多いからね

アンギットゥ

話題をそそぐゾウ

脱出請負人は出てくるけど、ゲストというかサブキャラになることが多いですね
脱出請負人だと花がないからね。ただこれは女の子にして、ライバルが出てくることで花と緊張感をバランス良く出しているよ

アンギットゥ

ストーリー

西側に逃げたい人々の事情は千差万別。

それぞれの事情を交えつつ、1話完結でサクサクと話が進みます。

人の数だけドラマがあると言いますが、一つ一つがよく練られていて面白いです。

脱出請負人である主人公を探そうとする警官の視点から始まり、主人公がなぜ脱出請負人になったかのエピソードも一巻の時点で惜しげもなく盛り込んでくれるのがテンポがよくていいですね。

話題をそそぐゾウ

主人公が危険な仕事をする理由を出し渋る作品も多いですからね
そういう作品はイマイチ主人公に感情移入しづらいんだよな

アンギットゥ

キャラクター

笑わないエミーリャと脱出請負人を捜査(東トウキョウでは脱出は銃殺刑もあり得る犯罪)する刑事。

どちらも我欲のためではなく、自分の正義のために実行しているのが面白いです。

しかもふたりとも頭が回るので、緊迫した攻防が楽しめます。

画力

絵柄はかなり古いです。

しかし絵は上手いです。

少年漫画の絵ではないとは思いますが、こういう作品に少年の頃から触れるのは見識を広めるのに役立ちますからね。

ただ掲載誌とあわない作品は打ち切られることも多いので、作品が面白いだけに少し心配ではありますね。

世界観

世界観としては珍しくはありません。

東西に分断された日本というのは結構あります。

オリジナリティ

主人公が脱出請負人というのが面白いですね。

東西に分断された日本の作品をあまり読んだことがないので(知識としては結構あるのは知っているのですが)脱出請負人が斬新かどうかはわかりません。

ただ僕が知る限りでは脱出請負人はゲスト的に登場するのが多いので、主人公に据えられたのは僕的には新しくて興味深いです。

総合評価

面白い!

話が進む度に面白さが増しているのが凄い!

2巻への期待が否が応でも高まります!

話題をそそぐゾウ

上でも書きましたが、主人公が危険な仕事をする理由を出し渋らないのがいいです
作者は主人公のことをわかっているだろうけど、読者はわからないからな。どうしてそんな危険なことをしているんだよとモヤモヤするんだよね

アンギットゥ

話題をそそぐゾウ

しかし説明を入れすぎると読みづらいんですよね
創作のジレンマだな。必ずしも説明は必要ない。感情移入とは無縁の主人公も存在する

アンギットゥ

話題をそそぐゾウ

要するにバランスですね
そうだな

アンギットゥ

2巻がとても楽しみ。

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